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大学院生募集
松崎研究室では、大学院生(修士・博士)を募集しています。受け入れ専攻は、東京大学 大学院工学系研究科原子力国際専攻です。研究テーマ・進学についてお気軽に問い合わせてください。大学院入試情報は、 専攻のホームページにあります。


問い合わせ先:
松崎 浩之(まつざきひろゆき)
メール:
hmatsu[at]um.u-tokyo.ac.jp



WELCOME TO
MATSUZAKI HIROYUKI
LABORATORY

Department of Nuclear Engineering and Management
School of Engineering, The Uniersity of Tokyo


ようこそ

 松崎研究室では、イオンビームを用いた微量核種分析手法の開発とその応用研究を行っています。AMS(加速器質量分析)技術の開発研究、AMSを利用した新しい研究分野(特に地球環境領域)の開拓、NRA(核反応分析)を利用した材料中の水素分析、大気PIXEを始めとするPIXE関連技術の開発などを行っています。

AMS(Accelerator Mass Spectrometry:加速器質量分析)

 地球環境中には、宇宙線や人為的な核反応で生成した微量の長半減期放射性同位体が存在し、過去の気候変動の記録や現在の物質動態の情報を保持していますが、その多くは未知のものです。当研究室では、加速器質量分析法(Accelerator Mass Spectrometry)による新しい核種の分析法の開発を行っています。また、新たに分析可能となった核種が持つ情報を生かした、地球環境中の新しい同位体システムの研究を行っています。最近では、高感度なヨウ素129(129I)の分析手法(129I-AMS)を開発し、地球環境中におけるヨウ素同位体システム(129I/127I)の研究を進めてきました。自然環境におけるヨウ素のグローバルな循環や炭素循環との関係、人為起源の129Iの分布状況などが分かってきました。福島第一原子力発電所事故後は、129Iによる、事故当初の131Iの放出状況や分布の再構築も重要なテーマとなっています。
 36Cl-AMSの高感度化、アクチノイド系(ウラン、プルトニウム)AMSの開発など、新しい核種の加速器質量分析技術の開発にも積極的に取り組んでいます。これらの核種は、原発事故の環境影響評価の上で重要であるばかりでなく、自然環境中の新たな物質トレーサーとしても大変有望です。

 松崎研究室では、AMS技術そのものの高度化のための開発研究から、AMSに適したサンプルを作成するための物理・化学的前処理、データの解釈のための現象のモデリング、さらに積極的なフィールドでのサンプリングまで、ありとあらゆる知識・技術を総動員して研究を進めています。

NRA(Nuclear Reaction Analysis:核反応分析)

 加速器で加速された15Nビームを使って、材料中の水素と共鳴核反応を起こし、その際放出される、ガンマ線を検出することにより、水素の定量を行う技術です。15Nビームの入射エネルギーをスキャンすることで、材料表面からの水素の深さ分布を数nmの分解能で調べることができます。材料の水素脆化のメカニズム、水和による材料の変質の評価研究などに、応用されます。

PIXE(Particle Induced X-ray Emission:粒子線誘起X線分析)

 プロトンビームによって励起された原子が放出する特性X線のエネルギーを測定し、ターゲット中に存在する元素を特定する手法です。比較的簡便で、同時多元素分析が可能なので、幅広い分野の研究に利用されています。最近、ビームを大気中に取り出し、wetなサンプルを直接はかることの出来る大気PIXEシステムを開発しました。